個人用マクロブック

エクセルマクロには、特定のブックを開いているときにのみ使用するものと、特定のブックとは関係なく使用できる「個人用マクロブック」があります。

「個人用マクロブック」は様々なマクロを作成して、集中管理するために使用するファイルです。

特に、輸出インボイス等は作成したファイルにマクロを入れていては、なにかと不都合が生じますので、「個人用マクロブック」に保存しておきます。

下記のVBE画面をご参照下さい。

上図の「プロジェクトエクスプローラ」下部に[VBAProject (PERSONAL.XLSB)]が表示されています。これは既に「個人用マクロブック」が挿入されている状態です。

「個人用マクロブック」のファイル名は「PERSONAL.XLSB」で、[Windows7]では[C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLstartフォルダ]に保存されています。

「個人用マクロブック」は、マクロを最初に記録・保存された時に、自動的に「XLstartフォルダ」に保存され、エクセル起動時には「エクセルブック」と同時に読み込まれますが、通常はエクセル画面には非表示の状態になっています。

「個人用マクロブック」の挿入
「プロジェクトエクスプローラ」に「個人用マクロブック」が表示されていなければ、次の操作で「プロジェクトエクスプローラ」に「個人用マクロブック」が表示され、利用可能になります。

「開発」タブで
「マクロの記録」をクリックし、
「マクロの記録」ダイアログボックスで「マクロの保存先」に「個人用マクロブック」を選択し、
「OK」ボタンをクリック、

適当にセルに入力などを行い、
「記録終了」をクリック。

これで、「個人用マクロブック」を使用できるようになりました。

あとは、新規にマクロプログラムを作成する際は、「モジュールの挿入」でお話ししたように、「個人用マクロブック」に「標準モジュール」を挿入すれば、コードを記載できるようになります。