簡単な輸出インボイス作成マクロ (12)
VI) シートの参照
SheetsコレクションとWorksheetsコレクション
- 同じ種類の「オブジェクト」の集まりを「コレクションン(Collection)」といい、まとめて扱うことができます。
- 「Sheetsコレクション」には、「Worksheetsコレクション」とグラフを扱う「Chartsコレクション」が含まれます。
- 「ワークシート」を参照するには、「Sheetsプロパティ」と「Worksheetsプロパティ」を使用できますが、「引数 (ひきすう=Argument)」に「インデックス番号」、または「シート名」を指定して特定の「ワークシート」を参照します。
- 但し、「引数」に「インデックス番号」を使用する場合は、ブック内のシート構成によって、「インデックス番号」が違う時があるので、ご注意下さい。
- 「輸出インボイス作成マクロ」例では、「Sheetsプロパティ」を使用し、「引数」に「シート名」をそれぞれ、[SI]、 [INV]と指定して、参照しています。
- 「シート名」で指定する場合は、「ダブルクォーテーション(")」で文字列を囲みます。
下図をご参照下さい。
上記の例で、「引数」に「インデックス番号」を使用すると、それぞれ
Sheets(1)
Sheets(2)
あるいは
Worksheets(1)
Worksheets(2)
となります。
Select と Activate
- 「シート」を選択するには、「Selectメソッド」か「Activateメソッド」を使用します。
- 単一の「シート」を選択する場合であれば、どちらの「メソッド」を使っても、同じ結果になります。
- 複数の「シート」を一度に選択するときはには「Selectメソッドを」使用します。Activateメソッドは使用できません。
- 複数の「シート」を選択するには、「Sheets(Array) プロパティ」を使用して、下記のように指定します。
Sheets(Array("SI", "INV")).Select
- すべての「ワークシート」を選択の場合は
Sheets.Select
あるいは
Worksheets.Select
となります。