簡単な輸出インボイス作成マクロ (13)

VII) シートの編集


「ワークシート」を操作・編集する時には、それぞれ下記の「メソッド」を使用します。

編集内容 メソッド
追加 Add
削除 Delete
移動 Move
コピー Copy



「簡単な輸出インボイス作成マクロ」で使用している「ブック」を利用して、実際にそれぞれの「コード」を作っていきます。

下図をご参照下さい。[SI]シート[INV]シートがあります。


シートの追加
「ワークシート」を追加する時は、「Addメソッド」を使用します。「コード」は下記のようになります。

ご参考までに、[INV]シートの後ろと、[SI]シートの前に「ワークシート」を追加する「コード」を作ってみました。

Sub シートの追加()
  Sheets.Add After:=Sheets("INV")
  Sheets.Add Before:=Sheets("SI") 
End Sub

「マクロ」を実行すると、[Sheet1]と[Sheet2]が追加されました。


シートの削除
「ワークシート」を削除する時には「Deleteメソッド」を使用します。今度は上記で追加した「ワークシート」を削除する「コード」です。

Sub シートの削除()
  Sheets("Sheet1").Delete
  Sheets("Sheet2").Delete
End Sub

但し、上記の「コード」のままですと、下図の削除確認のメッセージが表示されます。

そこで、削除確認のメッセージを非表示にする「ステートメント」を挿入します。

Sub シートの削除()
  Application.DisplayAlerts = False
  Sheets("Sheet1").Delete
  Sheets("Sheet2").Delete
    Application.DisplayAlerts = True
End Sub

上記の「Applicationオブジェクト」の「DisplayAlertsプロパティ」を使用することにより、削除確認のメッセージを非表示にします。

規定値は「True」なので、「False」にすることにより、メッセージが非表示になります。

「False」にしたままですと、さまざまな確認・警告メッセージが非表示になってしまいますので、処理後は、必ず「True」に戻しておきます。