簡単な輸出インボイス作成マクロ (14)

VII) シートの編集

「シートの移動」、「シートのコピー」に関しては、他ブック及びブック内とありますが、ここでの説明はブック内での移動・コピーに限定します。

シートの移動
「ワークシート」を移動する時は、「Moveメソッド」を使用します。

「シートの追加」のところで、ご説明しましたが、移動場所を指定するのには、引数[After]、[Before]を使用します。

下記のコードは、[SI]シートを[INV]シートの後ろに移動するものです。

Sub シートの移動()
  Sheets("SI").Move After:=Sheets("INV")
End Sub

引数[After]、[Before]を省略すると、新規ブックが作成されて、その新規ブックに移動されます。

シートのコピー
「ワークシート」をコピーする時は、「Copyメソッド」を使用します。

「シートのコピー」場所も、引数[After]、[Before]を使用します。

引数を省略すると、新規ブックが作成されて、そこにコピーされるのは、「シートの移動」の場合と同様です。

下記のコードは、[INV]シートを[INV]シートの後ろにコピーするものです。

Sub シートのコピー()
  Sheets("INV").Copy After:=Sheets("INV")
End Sub

コピーが実行されたのが、下記の画面です。コピーをしてシート名を指定していないので、「INV (2)」がシート名になっています。


次回は、「シートの名前設定」から、「簡単なパッキングリスト作成マクロ」までご紹介します。