簡単な輸出インボイス作成マクロ (5)

III) サブプロシージャ (Subroutines Procedure)

コードを入力するには、VBE画面を開いて、標準モジュールを挿入します。

VBE画面を開くには、こちらの記事「VBEの画面構成」をご参照下さい。

モジュールの挿入

まずは、「モジュール」を挿入します。空白の「コードウィンドウ」が表示されます。

[sub]の入力

  • 次に、「コードウィンドウ」に[sub マクロ名()]と入力して、[Enter]キーを押します。[End Sub]は自動的に挿入されます。
  • [sub]の先頭文字[s]が小文字であっても、自動で大文字に変換されます。今回はマクロ名を[invoice1]としました。

[End Sub]の自動入力

  • [End Sub]が自動的に入力されました。
  • [Sub マクロ名()]と[End Sub]の間に「コード」を入力していきます。
  • この[Sub マクロ名()]と[End Sub]までのひとかたまりを「サブプロシージャ(Subroutines Procedure)」といいます。
  • Procedure は手続、手順等の意味ですから、「一連のプログラム手順」というような意味になりましょうか。

モジュール名の変更

  • この名前はマクロ実行時の名前[invoice1]とは関連がありませんが、プログラムが増えた場合、[Module1]の名前では参照が面倒になるので、変更しておきます。
  • 「プロパティウインドウ」の「オブジェクト名」を変更すれば、「プロジェクトエクスプローラ」も同じ名前に変わります。

Visual Basic の名前付け規則
「マクロ名」は日本語であっても構いません。ここでヘルプの「Visual Basic の名前付け規則」を要約して、記しておきます。

Visual Basic のモジュールで、プロシージャ、定数、変数、および引数に名前を付ける場合、次の規則に従います。

  • 名前の先頭は文字でなければなりません。
  • 名前にはスペース、ピリオド (.)、感嘆符 (!)、および @、&、$、# などの文字を使うことはできません。
  • 名前は 255 文字 (半角の場合) 以内でなければなりません。
  • 同じレベルの適用範囲内で、同じ名前を使用することはできません。
  • 大文字と小文字は区別されませんが、名前を宣言するステートメントの大文字は保持されます。



次回は「変数」になります。